出だしの"細い君の首筋に 赤い痕を残そう
僕だけの君でいて I need your love"
のパートが中丸雄一さんに割り振られた時点でこの曲は優勝です!!!!
……………これ歌ってるのほんとに日曜朝のシューイチのお兄さんか??????????あの足が長すぎて長すぎて身体の線が細くて薄〜〜〜くてスーツ姿がめちゃくちゃ爽やかなあのシューイチの………?とビックリされて思わず一時停止ボタンを押してしまった隠れ中丸担の方、軽く見積って5億人はいる。そのくらい出だしから殺人級のフレーズをなかまるくんに割り振られてる事実が、わたしはしばらく理解出来なくてボーッとしてた。
そして、3人それぞれのソロパートの最後の最後の3連弾、"僕と 共に 感じて欲しい"が、この曲のすべて。聴き終えた頃には甘い罠に掛かって、わたしたちはほら、彼等の手のひらで踊る踊り子になるのです。『一人彷徨う僕 欲望に呑まれて』と歌う中丸くんは、煮え立つ情念を、ふつふつと湧き上がる欲を、彼は激しく想いのままにうたうのではなく、敢えてつめたく、鋭く、ぐっと堪えるように表現する。身体に刺さる棘さえも厭わない。欲に呑まれたその声はすこし、哀しさと切なさと後悔を孕む。彼の目は光を宿さない。なにも、映さない。この楽曲で彼の立っている世界には、どんな景色が見えているんだろう。心のなかは、どうなっているんだろう。ずっとそのことだけを考えてしまう。らせんの中渦巻く感情と湧き上がる本能。視線が触れる度、振り切れてしまいそうな気持ちが暴れるこの曲は、メンバー全員が30代半ばになり、円熟した大人の魅力が鋭く光る曲。好きな男達に狂わされる人生、上等だよ!!!!と、おもう。悪い遊びに興じてみるのも、たまにはいいんじゃない?
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