従来のEndlessSHOCKの上演環境では、舞台上のみならず裏でもキャスト・スタッフ共にハイリスクであると幕が下ろされた時には、もうこの先SHOCKは観れないかも知れないと覚悟した。まさか同年中にEternalと称して幕が上がるとは思いもよらなかった。まさにShow mast go on. 意地でも幕を下ろさないのではなく、本当の意味でショーを続けることを作品世界同様に体現している堂本光一に畏れ入る。
コロナで元の演目のままでは上演できない。ならばどうするか。
舞台をコウイチが亡くなってから3年後とし、それぞれざその時を振り返りながら、今を生きる姿を描いた Eternal。階段落ちやフライングを封印して殺陣もできなくてどうするのかと思っていたら全てまさかの演出で、、!!
演出家堂本光一の発想の転換と機転がすごい内容になっていました。特に殺陣のシーンはこんな発想で!!と唸りました。
光一さんご自身がSHOW MUST GO ONを生きている。それは立ち止まったらなにがなんでも無理やり進むのではなく、立ち止まってもいい。休んでもいい。でもそこから一歩踏み出す勇気を、これが本当のSMGOだ、と今の時代にリンクしているメッセージでした。
堂本光一という人は、どこまでのことをやってのけてくれるのだろう。2月には20th公演を中断した。どんどん変わり行く状況のなかで、これから先のことが何も見通せない。それでも可能性を模索して、予定されていた梅田芸術劇場での公演を、形を変えてでも決行してくれた。その手で幕を開けてくれた。Show must go on.
同じカンパニーでアフターストーリーを紡げたこと、本当に嬉しく思います。「Show must go on」わたし自身も観劇者としてエンターテイメントに支えられてきたのだと強く感じました。「何があっても前に進む」ではなく、「前に進むために何かをする」のが本質なのかもしれません。